独特な競輪用語

「最近ポストを140の浅い方に変えて、MAXラインまで上げたポジションで乗ってるんですよ。ただ、まだ10mmくらいは上げたくて」

こんにちは。ケルビムの宮田です。

上記の会話。一般ユーザーの皆さんにとっては「?」な内容だと思います。実はこれ、近年、多くの競輪選手からいただくことが増えた要望なのです。

<独特な競輪用語>

競輪では皆さんが雑誌などで目にする一般的な自転車用語とはまた違った言い方をすることがあります。(自分も最初はその違いにとても戸惑いました)

例えば、フロントフォークは前ホーク(もしくはホーク足)、シートステーはバックホークなんて言ったりします。では上記会話で選手が言うポストとは何か?これはハンドルポストの略で、つまりはステムのことを指しているのです。

ちなみに男子競輪で使えるステムはスレッドで、角度も58度(深い角度)と65度(浅い角度)の2種類しかありません。なので、上記を言い換えると

「最近ステムを65度の140mmに変えて、突き出し量が62mmくらいで限界ギリギリまで引き上げたポジションで乗っているんです。ただ、あと10mmくらいは引き上げたくて」

と言うことになるわけです。

競輪選手の方や、競輪好きの方々なら、この選手がどんなフレームを求めているか

「あぁ、それ」と、ピンときているかもしれませんね(笑)

次回、ここ数年の競輪界トレンドでもある「ビッグフレーム」について自分なりに紐解いていきたいと思います。

110mm 58度のステムを限界ギリギリまであげた状態

関連記事一覧